昨今、学校だけでなくさまざまなイベントや習い事はオンラインで開催することが当たり前になってきています。
先日私が勤めていうる子ども向けプログラミングスクールでも、オンライン授業希望の保護者とオンラインで授業の準備を行いました。
ところが、いざ環境を整えるための設定をしていくとそれぞれの保護者からいくつか質問が出てきました。
そこで今回は、質問を受けた中から、Zoomを使用したオンラインで抑えておいたほうがよいスキルを4つ挙げてみました。
Zoomを使うときに抑えておきたいスキル
私の勤める子ども向けプログラミングスクールでも希望者にはZoomを使って授業に出席できるよう体制を整えていまして、現在は教室内で受講する生徒とオンライン受講生を同時に対応しています。
本来スクールとしては事前に授業の受け方をレクチャーしてからオンライン授業に入ります。
ただ2度目の緊急事態宣言を受けて敏感になられているご家庭に対しては、オンライン授業の準備をオンラインで行うというパターンが発生したため、初めての作業を画面越しでやり取りするのはお互いに状況がわかりにくくなってしまったこともあったのです。
とはいえ、質問内容自体はよく聞くものばかりだったので、これはオンラインに関わる準備をしようとして同じように操作がスムーズにいかない方々がいらっしゃるのかな? という気もしています。
ここからはこれまでに受けた質問の中から、Zoomを使用したオンラインで抑えておいたほうがよい4つのスキルをします。
1.Zoomに接続できる
口頭でやり取りしても「接続くらいならできそう」言われるくらい、イメージしやすく操作も簡単だと思います。
まずは、接続するために必要な情報として相手からミーティングIDとパスコードと言われるものが送られてきますが、慣れない方でも何とかIDとパスコードの違いが分かり、最初の画面が開けて指定の欄に情報を入力できれば接続まではたどり着くことが多いです。
ところが油断は禁物?!といいますか、以前はWEBブラウザでZoomを使用していたため、アプリでZoomを使おうとしたところ、使い勝手の違いからちょっとした操作を誤ってしまい、うまくつながらなかったといった例や「だいぶ前ですが、経験あります!」とおっしゃっていた方が「あれ?画面変わりましたか?」と何か思ってたものと違ったのか若干混乱されていたこともありました。
確かにほかのアプリでも画面が変わると混乱してしまうことがあるものです。初めて使う方に限らず、久しぶりの方も画面周りを見ておくと安心なのかなと思ったものでした。
2.画面共有できる
スクールでのオンライン授業の場合、私たち講師が受講生側のパソコン画面を見ることができるように、画面の共有設定をしていただく必要があります。
画面の共有設定がしてあると受講生側のパソコン画面が教室側のパソコンモニターでチェックができ、さらに別枠で受講生の顔を見ることができますので、教室内で授業を受けるのと同じように画面と生徒の様子が把握できるのです。
共有も一度やってみると簡単な操作なのですが、画面下に並んでいる機能メニューがしばらくすると表示が消えてしまうのですよね。
マウスを下げていくとまた出てくるのですが、隠れてしまうとは思ってなかったので、共有ボタンどこ?!となりました。
またメニューの字が小さくて読めなかったなど、ぱっと見でわかりにくいと感じる方もおりましたが、何にせよこの画面共有を使ったやりとりができると、オンライン授業に限らず仕事でも活用の幅も広がります。
ぜひ知って操作できるようにしてほしいです。
3.チャット機能が使える
Zoomにはチャット機能があります。
会議中に画面越しに久しぶりにあう同僚から「元気?」なんてメッセージが送られてきたことがありました。
全員なのか特定の参加者にだけなのか送り先も選べるので、こっそりやりとりはできるのです。もっとも、こっそりでなくても、実際に声を出せない状況でのやりとりに使うことはあります。
例えば参加者の意見を聞くときにオフラインではほうぼうから闊達な意見を出し合うこともありますが、オンラインでは一斉に話かけることができません。そのため「では、いまから意見を書き込みしてください」といった指示がでることがあります。
私もとあるセミナーに参加した時に一斉書き込みで意見を出しましたが、話を聞きながらもチャットで意見を遡れるので別の方の意見も文字で確認できて便利だな!と思いました。
また、ある時は音声でのやり取りができない状況でも作業を続けないといけなかったため、音がダメならチャットだ!と文字で指示をしてトラブル解消にこぎつけたこともありました。
もっとも、このトラブルに関しては「電話で話せばよかったじゃない?」と指摘されました。
4.データを保存できる
スクールでは授業を進めるにあたり、あらかじめ授業で使う素材を用意しています。
普段は授業の前に教室のパソコンに用意するので、オンライン場合は何かしらの方法で素材を渡す必要が出てきました
Zoomならチャット機能を使えばファイルの送信ができるため、主に活用しているのですが、受信したファイルを授業の内容によっては指定した場所に保存してほしいときもあるのです。
実は通常のパソコン操作でも「保存場所を選んだことがない」とおっしゃる方は多くいらっしゃいます。また「言われるがまま作業していたのでよくわからない」と言った一人で操作するには自信が持てない例もありました。
ファイルの保存はZoomに限らずお仕事や学校でパソコンを使うなら必要なスキルです。こちらも操作できるようにしておくことをおススメします。
最後に
パソコンに慣れた方ならなんてことない操作ばかりですが、初心者や慣れない方が操作するとひとつひとつが冒険です。
「『Zoom使えるようになっておいて』と言われたことがあるけど、何から手を付けてよいかわからなかった。」といった声も聞きましたので、今回の記事がヒントとなりどなたかのお役に立てたらなと思っています。
これからオンラインはさまざまな場面で活用することになると思います。ひとつひとつ順番でいいので、これらのスキルを身に着けていってくださいね。