初夏の頃、ただ歩いていただけの帰宅途中で足を骨折してしまい、約40日自宅療養をしていました。手術もせず、体は元気なまま、動けない生活でした。
夏も半ばの今、骨折してから2か月ちょっとたち、2本足で歩けるようになりましたがまだ自由ではありません。
これまで骨折かも?という経験はあったのですが、本格的に骨を折ったのは初めてだったので、当時はネットで調べたり診察中は先生に聞くものの、どうも人によって経過や治療方針も違うようです。
そこで今回は、私が経験した足の骨折生活をご紹介して骨折状況の一例になればいいなと思い記事にしてみました。
骨折箇所と折れた時の状況
左足の甲の外側で小指の少し下、第5中足骨というところです。下駄履き骨折とも言われ、サンダルや下駄で歩いていて足を外側に挫いたときに折れやすい箇所なのだそうです。
仕事からの帰宅途中で自宅まであと5分程度の慣れた道でしたが、ささいなでこぼこのある場所があり、そこで不意に大きく外側にひねってしまったのです。
骨折って何か大きな衝撃で折れるものだと思っていましたが、ただ歩いて挫いてアスファルトにぶつけただけで折れるのですね。もしくは何か負荷がかかったのでしょうか?
骨折箇所は3か所。1か所は亀裂で見た目わかりやすい骨折で2か所はヒビが入った感じでした。
ちなみに帰宅途中だったので会社から労災申請をしてくださいと言われ書類を書きました。松葉杖は実費だったものの、診察費は支払なしです。追記2022.03.11 今になって松葉杖も労災適用だと連絡がはいりました(;^^)
ギプスでの固定は2パターン
私の場合、折れた場所は足の甲側面でしたが、最初は足首も固定するために、足裏からひざ裏まで副木をあてる羽目になりました。
折れた箇所の近くに足首までつながっている筋があり、安静にしておくためにも固定しましょうといったことのようです。
1か所亀裂入った場所だけなら、甲の固定だけでもよかったみたいですので骨折箇所によるのでしょうか。その後、2週間経過してから2か所のヒビの部分の様子で何とか甲の固定だけに変わりました。
足をついて歩いていけないのは変わりませんが、足首が固定されているのとでは、動きも違ってだいぶ楽ですね。
ギプスというと治るまで石膏で全固定というイメージでしたが、骨折箇所や段階で変わることもあるのだと知りました。
安静期間と松葉杖が手放せるまで
病気やケガでは一般的な治療期間や完治までが気になるところですね。私の場合、骨の完治は2か月から3か月くらいかかるが、歩けるのはおよそ6週間くらいとのこと。
足首まで動かさないように固定していたのが初診から2週間まで、その2週間目からさらに4週間は甲の固定で過ごしたので、初診から6週間後に晴れてギプスが取れて松葉杖を手離し両足をつくことができました。
また、安静にしていた期間はとにかく最初の2週間は絶対ね!と注意されていましたが、初診から4週間たった頃に松葉杖と左足の3点での歩行なら足をついてみてもいいよと言われ少し動かせるようになりました。
ただ松葉杖は取れたものの、無理なく歩く程度で走るのはまだやめたほうがいいと言われています。
骨折とは関係ない予想外の痛み
ところで私の居住環境はほとんど床に座る生活のためイスやリラックスチェアがありません。そのため足にラクな姿勢でいるのはベッドで寝ていることでした。
ただ1日中、寝返りも打てず安静にして寝ていたところ、肩こり頭痛が発生してしまいまして、連日頭痛薬を飲むことに。正直、骨の痛みより頭痛の方がつらかったです。
数日後、家の中の移動をラクにするためにキャスター付きのイスを買ったので、日中は座って過ごすようにもしたのですが、今度は尾てい骨近辺に激しい痛みが起こり、座ってもいられなくなってしまいました。
寝てれば頭が痛いし、座ればお尻が痛いしで散々でした。きっと同じ姿勢は体に悪いということなのでしょうね。
復活までにやっておくと良さそうなこと
骨といえばカルシウム!とばかりに骨によさそうな食事を取ったり、日差しを浴びたりしていましたが、お風呂の湯船につかるといいよと言われました。
血行をよくすることがいいようですね。
足を安静にしながらお風呂って危険行為・・・と思い、1日置きにシャワーのみとしていましたが、安全を確保しながら湯船につかるのは今となってはおススメです。
また、足指グーパーもやってもいいよと言われたのは骨折から4週間後あたりだったと思いますが、こちらも無理なくグーパーできるといいですね。
私はギプスが取れるまで、割と安静気味にしていたのですが、いざ歩き始めたら足がひどくむくんでしまい、むくみのせいで足がつらくなってしまったのです。
動きが悪ければ血行も悪くなりますし、骨折中からも可能な範囲で動かしておくとよかった気がしました。
6週間で松葉杖が取れてゆっくり歩けるようになりましたが、まだまだ足の指や足首が固いので、歩きかたも普段と違っています。
専門的なリハビリを受けるような指示はなかったこともあるため、いま自主的にグーパーしたり、お風呂で血行を流すようなマッサージをしています。
まとめ
今回、歩けるようになるまでの過程をいくつかの項目でお伝えしてきましたが、本当に人それぞれではあります。
例えばスポーツ選手だと同じ下駄履き骨折でも手術をして1か月後には運動できる状態にするようですし、職場の同僚はもう片方の足も同時に捻挫したので、車いす生活だったそうです。
ただ安静にしながらも、動かせる箇所の運動や入浴で血行を促すのは共通しているようなので、何か参考になればと思っています。
また、ギプスの種類や骨が作られるまで、食事、体に良いことなどいろいろ新発見がありました。今後も何かお役立ち情報をお伝えできればとも思っています。