はじめまして。ひふみんです。私は4年前から子ども向けプログラミングスクールの講師をしています。
日々子どもたちと関わる中での出来事は大人同士のコミュニケーションや自身のライフスタイルにも活用できることあると実感しました。
そこで、この穏やか暮らし計画の記事ではプログラミングスクールでの現場を通しての気づきをお伝えしていこうと思います。
目的を達成するために物事を順序立てて考える
2020年小学校でプログラミング教育が必修化されます。元旦のワイドショーでも特番があるほど注目されています。
これは私のスクールもそうなのですが、いわゆる「プログラマー」になるための学びではなく「プログラミング的思考」を育てるための教育となっています。
分かりやすい例がお料理や建物。完成をめざすために、作っていく過程や材料など手順や内容を決めて計画を立てて実行していきますよね。
どんな時代でも、目的に向かって目標を達成するために、物事を順序立てて考え結論を導き、きちんと計画的に実行する考え方が必要です。
子ども向けのプログラミング教育は大人にも通じる教育
プログラミング教育を通しては、目標達成に必要な思考力、問題解決力や創造力を身につけられるよう取り組んでいきます。
私は子どもの頃から比較的、感覚でやりたいことを見つけたら勢いで何でも取り組むタイプで、今もその傾向はまだ残っています。
ですが最初に将来像を明確にし、その将来像に向かって取り組むと、何がいいってブレずに道を進めることができますよね。
軸がないと「あれー?やっぱこっちがいいかなぁ」「うーん、なんか違うかも」とうまくいかないときや成果が見えないときに投げ出しがちになってしまいます。
私が教えているプログラミングは子ども向けの教育ではありますが、これは大人にも通じる教育だなと実感しています。
なぜプログラミング教育が必要なのか?
世の中の変化するスピードが昔よりも早くなって、さらにITが普及し、仕事も機械化されている部分がとても多くなってきています。
個人的には時代の変化、ITの普及、仕事の機械化については、悪いこととしてではなく新しい時代はどうなるのかな? と楽しみですし、時に言われる「AIに仕事を奪われる」というのも少し違うのでは? と考えています。
なくなる仕事もありますが、このまま残る仕事やさらに新しくできる仕事もあるのではないかと思っています。
そもそも時代という大きな括りでなくても、日々の中でも変化していくこと、環境が変わらざるを得ないことありませんか?
そうした日々の中では受け身ではなく、自分で考え行動すること、自分の手で何かを切り開いたり作り上げたりする行動や発想が必要かと思っていて、これからの社会ではそういったチカラが必要になると言われています。
プログラミングは楽しく学べる
ところで「STEAM」という言葉を聞いたことありませんか?
STEAMは、科学、技術、工学、芸術、数学を英語にし頭文字を取った言葉です。これからのIT社会がどうなっていくのか、様子を見ながら将来に向けて行動していくにはこの5つの分野の活用がポイントとされています。
プログラミング教育では、このSTEAMの5つもの分野を総合的に学べることも注目を集めている理由です。
私はスクールの講師なので保護者へ説明する時に、このような総合的な学びが学校の学びにもつながるといったお話をすることはあります。
しかし内心、一個人としては「プログラミングって楽しいよ~!!いろんなことできるよー!」と声を大にして言いたいです。
プログラミングから自然にできるようになる可能性
とっかかりとしてプログラミングはタブレットやパソコンを使うのでITに自然に慣れていくという点からスタートしています。
そしてプログラミングをしていると計算式や角度、座標、確率、一次関数、その他算数や数学に関係することがいくつも必要になってくるのですね。
「パソコンの使い方を勉強しましょう、今日は一次関数を学びます・・・」といわれても、勉強嫌いだった私は「えー勉強・・・」となりがちな子どもでした。
ですが「プログラミングやってみない?」という呼びかけであれば、自然とタブレットやパソコンに触れ、いわゆる勉強に結びつく知識や考え方にもつながります。
知らないうちに「知っていた! できるようになっていた!」ということにつながりやすいのでは? と実感しています。
私がプログラミング教育にハマった理由
プログラミングスクールでのプログラミング教育は、もちろんプログラミングスキルも身につき「プログラミング大好き!」な子も多くいます。
これからのIT社会ではITスキルは必須でプログラマーも多く必要となってくることから、いまからプログラミングを学んでおくとスキル面でも役立ちます。
ですがスクールで子どもたちを見ていると、もっとさまざまな分野で好きなこと得意なことが多くあるなと感じます。
ストーリーを考えること、オリジナルキャラクターを作ること、人に教えたり面倒みたりすること・・・まだまだ数々ありますが、本当に子ども一人ひとりそれぞれに好きなこと、得意なことがあることがとてもよくわかります。
子どもたちを見ていると、さまざまな要素が盛り込まれているプログラミングだからこそ、それぞれの得意技や好きなことの発見につながるのではと確信しています。
子どもたちとともに輝く存在、スターになる
自分の好きなこと、やりたいことを発見し、もしその道を選ぶなら、なりたい自分になっていくチカラを身につけていける環境を作ること、それこそが私のやりたいことだと、そして実は自分で好きなことを自由に選べる人生を歩んできたかったのだと気がつきました。
プログラミング教育を通して子どもたちと関わりもち育むことで、子どもたちをそれぞれの個性が輝く存在=スターに、私自身も輝きを持った人生をすごしていけたらと思っています。
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