オンライン授業の前に準備したい5つのチェックポイントとは?

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2020年年明けの頃、スクールがある街でコロナに集団で感染する事例があったとニュースにはなっていました。ですがこれほどまでのコロナ禍を想像することはなく、毎年同じような授業ができるのだと思っていました。

しかし3月末からの約2か月の休講を経て、いまスクールでは新しい授業形態を確立している真っ最中です。

私の勤めるスクールは対面授業のみでオンラインによる授業は行っておりませんでしたが、再び外出自粛になった場合には休講することなく授業を進めるにはオンラインでの授業が必須です。

ただそういった準備のお話を保護者や子どもたちと話をすると、ところどころ環境の確認が必要な部分があったので、今後オンライン授業を受けるにあたってどのような準備が必要かあらためてお知らせしている最中です。

そこで、私が講師をしているプログラミングスクールの場合ではありますが、オンライン授業として共通している項目もあるかと思いますので、準備しておいたほうがよいことをまとめてみました。

1. インターネットに接続しスムーズに動く環境ですか?

1つ目のチェックポイントは、インターネットに接続しスムーズに動く環境かどうかです。

現在は、ほぼどのご家庭でもインターネットは使える環境にあります。

ただ、例えば『置くだけwi-fi』などをご利用のご家庭では授業で使用するスクラッチが動かないといった状態があるようです。

パソコンの問題もあるのかもしれませんが、現在のネット環境で授業に使うサイトやツールが問題なく動作するか、事前にチェックが可能ならあらかじめ確認しておきましょう。

2. ビデオ通話ができるパソコンはお持ちですか?

2つめのチェックポイントは、ビデオ通話ができるパソコンを持っているかどうかです。

主に、カメラ、マイク、スピーカーの機能面と、授業の時間に子どもが使えるようになっているかがポイントになります。

カメラ付き、あるいは後からつけるタイプのWEBカメラがある

カメラ付きのパソコンか、もしくはパソコンと別売りのWEBカメラはお持ちですか?

「パソコンを買おうと思いますがどんなものがよいでしょうか?」と聞かれることもありますので、カメラがあったほうがよいという話をしています。

カメラ付きのパソコンが余分な配線もなく使い勝手もラクかなとは思っています。

ただ、カメラの位置が動かせませんので、角度や場所の調節は自分が動いたり、ディスプレイの角度を変えたりしています。

また、取りつけるタイプはカメラの角度を微調整できるので机の位置や高さによっては便利ですし、いくつものパソコンで使用ができるます。

保護者からご相談があるときは、今後のご家庭での使い方によって都合がよさそうな方を一緒に考えて選んでいますよ。

マイクやスピーカーが使える状態になっているか

スクールには何種類かのパソコンがあるため、スピーカーやマイクが必要であったり、なかったりと組み合わせがいろいろありまして、時々なぜ音がでない?!とバタバタすることがあります。

単純に接続が悪いのか、パソコン側で音がでない設定になってしまっているかなど原因はそれぞれですので、いまのうちに音声や音量調整をしてみてください。

ところで、まったくの余談なのですが、先日オンライン会議があった日のこと

「じゃ、ここ使ってくださいね!どうぞ」とオンライン会議の準備をしてもらった席に時間ちょうどに着いたもののカメラも音声も使用不可。

あれ? とあちこち設定を確認してよくよく機械のうしろを見たらどちらも接続されていませんでした。カメラはディスプレイ上に乗っかっていただけでした。ちょっぴり泣きました・・・・。

子どもが自由に使えるパソコンなのか

パソコンはあっても家族共有というご家庭も多いですし、時間を制限して使用させているなどさまざまです。

授業はたいてい平日の夕方ですが、授業になったら子どもが自由に使える状態でしょうか?

ご家族もお仕事で使っていてパスワードで見れないようにしていることがありますので、アカウントを分けたりして使用できるようにしておけるといいですね。

3. タブレットなど映像が視聴できる機器はお持ちですか?

3つ目は、タブレットなど映像が視聴できる機器を持っているかどうかです。

これはなくても授業ができるスクールもあるかと思いますが、私が講師をしているスクールでは操作用のパソコン以外に映像視聴用の機器が必要です。

実は基本的なスキルの習得は映像教材を視聴して行っているためです。

そのためオンライン授業でもタブレットやパソコンで授業用の映像教材を視聴しながら、もう一台のカメラ付きパソコンで操作をします。

4. アプリのインストール操作はできますか?

4つ目は、アプリのインストール操作ができるかどうかです。

スマホではインストールの経験があってもパソコンではどうやるの?というお声が上がることもあります。

スクールではZOOMを使ってオンライン授業を行うのですが、保護者にインストールのお話するとすでに使っているご家庭はよいのですが「・・・なんとかやってみます!」とおっしゃってチャレンジされている場合もあるようです。

スクールからは必要に応じて簡単な手順書をお渡しすることもありますが、オンライン授業になると保護者も機器の仕組みやある程度操作できるスキルが必要になりますねといったお話になることもありました。

5. アカウントにログインできますか?

そして5つ目はアカウントにログインできるかどうかです。アカウントにログインできなければせっかくのオンライン授業も受けられません。

私のスクールでは、受講生全員がプログラミングで使用するscratchのアカウントと受講生専用WEBサイトのアカウントをそれぞれ1つずつ持っています。

先日、受講生専用WEBサイトのログインを皆にためしてもらったところ、何名かメモされているパスワードが実際と違うという例が発覚し、ドタバタしながらパスワード確認を行いました。

もちろん会社の所定の部署に聞けば分かることですが、本来パスワードは自己管理するものですので、私の場合は思いつくモノをあげてもらい試行錯誤しながらたどりついたり、どうしても分からない場合は担当部署に聞いて、これからはしっかり管理するよう伝えていました。

ログインするときに、わざわざ入力しなくてもログインできる状態になっていると、うろ覚えなことも多々ありますよね。

それこそパソコンが変わって、最初から入力してもログインできるようにアカウントのIDとパスワードは事前に確認し、どこかを見てわかるようにしておくといいですね。

あらかじめ動作確認をしておきましょう

カメラの準備、音声確認、オンラインレッスン中の動作状況など実際に操作してみてわかることも多々あります。

私個人では自宅のカメラ付きノートパソコンが一番手間なく使用できるのですが、そのノリで外付けカメラやスピーカーなど自宅と違う環境のパソコンを使用してみると、うまく作動しないこともよくありました。

ですから、最近ではレッスン中に行う作品発表会をご家庭とZOOMでつないで距離を取った発表会を行いつつビデオ通話に慣れていただく試みも行っている教室もありました。

まとめ

今回はオンライン授業を受けるにあたって準備しておいたほうがいいことをあげてみました。

私のプログラミングスクールではリアル、対面での授業も引き続き行っていくつもりですが、またいつまた外出自粛になるかわかりません。

オンラインという手段を用意することで、これからも学びを止めることなく提供していかねばと思っています。

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