ほしい結果に導くには未来を先取りすること

プログラミング

コロナ感染・拡大防止のための外出自粛を要請されているいま、

「今日の行動が未来を作る」

という言葉をしみじみかみしめています。

ウイルスは人を介して広がっていくため、これ以上感染・拡大をさせないようにするには人の行動を制限することがポイントのようです。

この未来を先取りした行動、働きかけをするのは、実は子どもたちとのプログラミングスクールでの授業でも同じような方法を取るようにしています。

今回は研修で受けた、自分が思う結果に導くための伝え方を思い出しながら今日の行動が未来を作ることについてをまとめてみました。

授業進行であせってしまうのはどんな時?

授業は時間が決まっていて、その時間の中でこなす「課題」を通して学びを得ていきます。

プログラミング授業に対しては指導案があります。しかし、過去の私は指導案をきっちり完璧に取り組もうとすればするほど、うまく取り組めないと焦ってしまうことがありました。

プログラミングスクールの講師同士でも話をすることがあります。

授業の内容や、接する子どもによって状況も違ったり、いろいろな性格の講師がいるものの、悩みの元は「予定通りにいかないこと」と「子どもの取り組む姿勢に熱心さが感じられない時」と、おおむね共通でした。

目の前のできごとに疑問をなげかけてしまう

もちろん、いろいろなタイプの子どもたちがいることは大前提ではあります。

ですが、それを忘れて「自分が思った通りの行動を取ってくれない」と捉えてしまうと、声掛けとしてはいわゆるダメ出しをするような言葉になってしまうことはないでしょうか?

例えば決まった時間内に取り組んで終わる予定だった課題ができなかったとき、

「どうして時間内にできないの?」
「どうしてちゃんとやらないの?」

と言った声かけ。これらは目の前のできごとに疑問符をつけていることになります。

相手には何も伝わっていない

そういった声掛けをすると、

「だって~」
「そんなこと言っても先生だって~」
「そんな言われた方すると余計にやる気なくす」

といった本来の想いに反した言葉が返ってくるのではないでしょうか?

こうなると話がどんどん逸れていってしまいますよね。

大人同士でも指導のつもりや話し合いのつもりが、結果的に言い合いになってしまう時は、これらの例にあげたようなやりとりが発端だと想像します。

どうなってほしいか?を伝えるために働きかける

時間内に課題ができなかったときの例でいうと、本当に伝えたかったことは「決めた時間内で課題に取り組もうね」ということだとします。

それならば、

「ここまで完成させるにはどれくらい時間がかかる?」
「ここまで終わらせるには何分から始めればいいかな?」

というように、どうなってほしいかを伝え、そのためには「どうしたらよいか?」と声をかけると、子どもたちも自主的に考えてくれます。そして、自主的に導き出したことのためなら、自ら行動しようとするものです。

未来を先取りする声掛けを自分にも

こうして書いてみると、私たち自身の行動にもあてはめられることだと考えられます。

コロナ禍のいま、感染拡大防止のために外出自粛という対策が取られていますが、そのために授業はできないままです。

そんなときこそ、「どうやったら授業ができだろうか?」と考えることが大切です。

アフターコロナの先でも、子どもたちとプログラミング教育を通して関わりを続けていくためには、自粛生活を憂いてる場合ではありません。

もしかしたら、今後の授業体制に改革があるかもしれない。プログラミングだもの。やっぱりオンラインでの授業やイベントは当たり前になるでしょう。

では、そうなった時、私はどう授業を進めていこうか?

「今日の行動が未来を作る」

今からでもできるスキルアップと活動を再開した際のスタートダッシュのための準備に取り掛かっていかねばと考えています。

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